何年か前にmix〜で書いた日記です。
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注文してたフジコ・ヘミング画集『青いバラの夢』が届きました。
フジコさんが30代のはじめにウィーンで暮らしてた頃‘青いバラ’はヨーロッパでは‘不可能’という意味だという事を友人に教わったのだそう。
全ての絵にフジコさんの言葉でエピソードが綴られています。
その中の一枚に素敵な言葉が添えてありました。
「演奏中、指が止まりそうになった時は
イエス様、イエス様、とお祈りするの。(フジコさんはカソリック信者です)
そうすると、不思議なことに指がなめらかに動くの。
信じた分だけ、人は力を得るのね。」
最後の言葉…‘信じた分だけ人は力を得る’
とても心に染みました。
…そしてフジコさんはおっしゃってます。
「今、私は、神様のお力で青いバラを咲かすことができ、部屋に飾ったユリの匂いに酔いながら、ウィーン時代のように私の心の花を描いている。」
フジコさんの絵の色彩や人や動物や植物や色々の物の構成は、エキゾチックで愛に満ちています。
花は見て描くのではなく想像して描くのだそうです。